カラフルな楽譜にする
難曲攻略法 カラフルな楽譜にする
このページで説明するのは、
「鍵盤に触れる前に、いかに体感難易度を下げるか?」
というテーマです。そのための方法をいくつか『英雄ポロネーズ』を使って解説してみましょう。
1.全体の構成のチェック
J-POPのCDや、カラオケなどのヒットチャートを見ると、
「A-A-B-サビ-A-B-サビ-サビ」
という構成が多いと思いますが、クラシックやポピュラーの曲にも、注意深く楽譜を調べると、このような単純な繰り返しがあります。
まずは実際に楽譜を眺めながら、曲の構成の分析から入ってみましょう。
そして、曲の中の繰り返しの頻度を調べ、全12ページ中、実際に練習しなければいけない、オリジナルの部分は何ページになるかちょっと見てみましょう。
『英雄ポロネーズ』の構成
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1ページ目 ダーン ダダダダダッ(冒頭から、激しい) 2ページ目 この作品の主題の部(作品中、何度もよみがえる) 3ページ目 リズムが、ちょっと落ち着くところ 4ページ目 一番簡単なところ 5ページ目 主題の部復活(初回より、パワーアップしてます) 6ページ目 左手4連打の中間部 7ページ目 左手4連打の転調 8ページ目 左手4連打の繰り返し~奇麗なメロディーへ 9ページ目 静かなところ 10ページ目 静かなところ(続き) 11ページ目 主題の部復活 12ページ目 激しく盛り上がって、END |
大きな単位として繰り返されるのは、「主題」と「左手4連打の繰り返し」の二つだけ。しかし、それを両方合わせると、だいたい3.5ページ分ほどになります。
この3.5ページ分は、練習の初期から暗譜すれば、オリジナル(初出)の練習のときに通ってますから、初出の練習時に弾けるようになっていれば、2度目に現れたときは、まるまる練習を飛ばすことができます。
(例 5ページ目の練習で“主題の部復活”が弾けるようになっていれば、
11ページ目の練習は不要)
全12ページとまともに向き合うよりは、リピート部分の3.5ページ分をカットした
「全8.5ページの曲」と考えられるほうが、幾分気が楽になるはずです。
2.音符のパターンのチェック
全体の構成チェックが終わったら、続いて普通は見落としてしまうような小さなパターンの繰り返しも、一つ一つ拾っていきます。
そして、同じ音符のパターンや、小さな繰り返しを発見したら、その都度色鉛筆やマーカーなどを使って、目立つように同じ色でグループ分けしていきます。
〔下図参照〕

3.指の動きを言葉で表現〔上図参照〕
音符のパターンとは別に、音の動きを言葉で表現することで、覚えやすくなる場合もあります。
例えば、『英雄ポロネーズ』の第2音目以降〔ピンクの部分〕は演奏者への挑戦とばかりに、複雑な暗号になっていますが、よく見てみると、ここは単に半音階ずつ上がっているだけなのです。
また、第3~4小節の緑の両手は、同じパターンの繰り返しです。
第13小節の左手も、黄色いラインの部分は、♭4のスケール。
このような感じで、言葉で表現できる部分は、最初にグループとしてくくってしまうと、同じ楽譜も、かなり理解しやすくなります。
そして、最初に楽譜を分析してパターンを見抜いてしまうと、真っ白の楽譜に比べ、同じ楽譜でも体感難易度はカクッと下がり、非常に「簡単」に感じてきます。
簡単な曲が相手なら、特に工夫は必要ないかもしれません。
しかし、実力の足りない人が、実力より上の曲に挑戦するときは、
教科書にはない、いくつかの工夫が必要なのです。
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大曲の落とし方 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
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