常識の裏を見抜く 我々の多くは、他の羊と同じ行動しかとれない愚かな羊によく似ている。
その羊は、前の羊が橋の右側を渡って川に落ちるのを見ていながら、
自分もその後にしたがって川に落ちこむのである。
前の羊が川に落ちたなら、自分は左側を行けばよい。その注意と
独創力を持てばよいのに、多くの羊はそれに気づかないでいる。
ハースト
これは私の好きな名言です。これを読むと、
「右側の羊はマヌケだなぁ。ちょっと考えれば誰だって分かるのに」
と思うでしょう? でもね、そう言っている人も、本当は笑えないのです。
なぜかというと、左側を選ぶ羊って、右側の羊から見ると、とっても非常識に見えるのです。ですから、右側を歩く羊は、みんなと一緒に左側の羊を眺めながら、
「なんでアイツは、わざわざ変な方向に行くんだろうね?
オレたちと違って非常識な羊だな……ポチャン!」
そこで、ハッと気づくんです。この言葉の本当の意味に。
もしかしたら、自分も右側の羊なのかもしれない……。
例えば、学校の試験を思い出してみてください。
あなたは、試験勉強をするとき、他の羊と同じように、「出題範囲を満遍なく」勉強していましたか? それとも一人だけ左にそれて、「試験の出題傾向に沿ったものを、より重点的に!」勉強していましたか?
就職の面接も、左右判定の例題となります。
人気企業の面接で、皆がリクルートスーツをピシッと決めて、面接官の質問に、模範解答通りの受け答えをする。
しかし身近な先輩達は、それで全員落とされています。
ということは、自分が同じ方向性で挑戦しても、ある程度結果は見えていますよね? 前の羊が落ちているのを見ているのですから。
あなたはそのときに、「正攻法ではチョット勝ち目がないようだから、自分はアピール方法を工夫しよう!」と、一人だけ違う受け答えをする勇気が持てますか?
選ぶか落とすかは、相手次第。
面接官は、何十人も何百人も、面接の相手をしているのですから、他の人と同じでは、面接時のインパクトが弱いのです。
それより、他の人とは違う熱意や主張など、何か勝負できるものを武器にすれば、逆転劇が起きるかもしれないのです。
実力で、楽々正面突破できる相手なら、正攻法でもいいでしょう。
しかし、実力では劣るものの、結果だけはひっくり返したいというときは、どこかで人とは違う工夫が必要です。
同じやり方では、前の羊の後に続いて、自分も川に落ちてしまいますから。
常識は、皆がそれを正しいと信じ、誰も疑いません。だから、気づく人は少ないのです。しかし、常識の裏を見抜くコツもあるのです。
その見抜くコツとは何ですか?
「前の羊が川に落ちるのを見たら、自分は違う道を選ぶ」
たったこれだけです。思ったより簡単でしょう?
しかし、これを本当に心掛けるようになると、今までの人生が変わります。
この考え方は、ピアノだけでなく、勉強にも、仕事にも、さまざまな方面に応用できるのです。
| |
大曲の落とし方 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
![]()