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ピアノが上手になる・超簡単ヒント集
うまくいかない人のための、逆転の発想

  ヨーゼフ・ホフマンの奏法分析
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 DVD「アートオブピアノ」−20世紀の偉大なピアニストたち−で、語り手の若手ピアニスト、アンデルシェフスキが絶賛していた、ヨーゼフ・ホフマンのピアノ奏法です。

いだいなぴあにすと

アート・オブ・ピアノ
 リスト
1.オープニング・シーン
2.イグナツ・ヤン・パデレフスキ
3.ヨーゼフ・ホフマン
4.セルゲイ・ラフマニノフ
5.ベンノ・モイセイヴィチ
6.ウラジーミル・ホロヴィッツ
7.ジョルジュ・シフラ
8.マイラ・ヘス
9.アルトゥール・ルービンシュタイン
10.フランシス・プランテ
11.アルフレッド・コルトー
12.バックハウス
13.エトヴィン・フィッシャー
14.エミール・ギレリス
15.スヴャトスラフ・リヒテル
16.アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
17.グレン・グールド
18.クラウディオ・アラウ
19.アニー・フィッシャー


 ヨーゼフ・ホフマンのこの奏法は、強い音、弱い音、速い音、ゆっくりの音、全てにわたってバランスの取れている奏法です。しかし、習得難度はやや高めかもしれません。

 弾くときの意識は、腕の運動を少なく、腕と肩の筋肉を柔軟にします。また、自然な動きが妨げられないよう、手首をやわらかく使って、滑らかな動きを作り上げます。

 また、音を出すときの意識は、鍵盤に指を吸い付かせながら、なおかつ歌うように指をすべらせます。


 鍵盤の上にゲンコツを置きます。手の甲の角度は、人差し指が高く、小指が低くなります。
 その角度を保って指を伸ばします。
 鍵盤についていた手首を、少しだけ浮かせてください。これがホフマン奏法の基本フォームです。
 椅子の高さは、腕が、ひじから鍵盤に向かって平行か、わずかに下がる程度に調整します。

 この写真は演奏中のワンシーンですが、指だけで弾いていないのが分かりますか? 
 手の形が非常に自然で、どこも筋肉が硬直していないので、軽く鍵盤に手を乗せているだけに見えますが、実際には大きな音が出ています。
 つまり、指にほとんど負担をかけずに音が出せるフォームなのです。

 手の甲に注目してください。 角度がついています。写真のように、人差し指を高く、小指を低くすると人差し指側の力が弱まり、その分小指側に圧力が加わります。その結果、指ごとの不自然な音のバラつきが若干抑えられる効果があります。

 また、このフォームは、指だけで音を出しません。
 手の甲ごと、鍵盤に向けて沈めることで、どの指で弾いても音がばらつかない、安定した音を出すことができます。

 ヨーゼフ・ホフマンの音の出し方は、主に2種類。このフォームのまま、手の甲ごと指を沈めるか、鍵盤に触れた指先を手前 (自分側) に滑らせ、柔らかい音を出します。

基本的に、指は伸ばしています。手の甲が安定した形を保っています。
腕と手の全ての動作に、ある種の丸みを持たせます。角ばった弾き方は、エネルギーのロスを生みます。
この写真は必要以上に指を大きくそらしています。
「陸上のモモ上げ走」のように、筋肉を大きく使うことで基礎筋力を上げると、音がハッキリするとともに、滑らかにもなります。  
左手小指に注目です。
小指単音で音を出すときは、このように指を立てています。指を垂直にすれば、手の甲からの圧力で力が増幅され、芯の通った音を出せるので、小指の筋力の弱さをカバーするための弾き方です。
左手の和音の弾き方です。手首をかなり下げて、そのまま下に引っ張ることによって、バランスのそろった和音を出すことができます。
曲のラスト、和音で終結する曲などで、使えるワザです。

 この奏法に興味を持たれた方は、ぜひDVDの映像もご覧になってください。 当ページをプリントアウトして、この解説を見ながら、
 DVDの映像(スロー再生) でホフマンの手の動きをよく観察すると、
「この音色を出すには、この動きなのか!」というのがわかります。

関連リンク……ヨーゼフ・ホフマンの練習アドバイス

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