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ピアノが上手になる・超簡単ヒント集
うまくいかない人のための、逆転の発想

  指の形はプロに学ぶ
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 鵜呑みで終わらせず、自分なりの工夫も加えること。
 でもそれって、自由に弾いてもいいってこと?

 もちろん、基本とすべきフォームは意識すべきでしょう。しかし、手段と目的を取り違え、形に縛られすぎると、「臨機応変」という、一番大切な意識が芽生えません。
 必要以上に形に縛られると、そればかりに気を取られ、逆に道を誤ってしまうのです。

 例えばffの表現など、指の力だけで音を出そうとすると、音が割れて荒くなります。大きな音を出すときは、指よりむしろ上半身。指全体に体重を乗せて弾いたほうが、ズシリとした音が生まれるのです。

 逆にppの場合、背筋をやや後ろにそらし、肩から真っ直ぐに伸びた腕の重みだけで弾くと、鍵盤に対して斜めの角度で力が加わるので、直角に当てるより、微妙な音量のコントロールもしやすく、美しい音色になります。

 実は、一流の演奏家も基本の形に縛られず、場面ごとに柔軟に指の形を変えています。ですから、指の形について「基本形は常にこうです!」と、断定的に教わってしまった方も、ちょっと考え直してみてください。

 手の形は、目的ではなく、手段です。いい音を出すための方法の一つ。
 出したい音色によって、教わった弾き方が最適な場合もあれば、違う弾き方が最適の場合もあるのです。
 ですから、一つのパターンに自分を押し込んで身動きが取れなくなるより、いろいろな奏法を試しながら、状況に応じて最もいい音を出せる形を見つけ出したほうが、これから先、自分の表現の幅が広がってくるでしょう。

 また、自分の理想のピアニストの演奏が、映像として残っているのなら、それも参考にしてみましょう。
 そのピアニストの演奏を、形から真似ることは、細かい指の動きまで注意して見る分、自分の観察眼を養うことにもなります。
 その映像が、自分の練習中の曲とは全然違うものでも、大ピアニストの映像から上達のヒントは得られます。

 特に、DVD「アート・オブ・ピアノ」は、17人の大ピアニストの演奏が収録されており、初級の方から上級者の方まで、全ての人が納得するであろう、お勧めの一枚です。

いだいなぴあにすと 曲目リスト
1.オープニング・シーン
2.イグナツ・ヤン・パデレフスキ
3.ヨーゼフ・ホフマン
4.セルゲイ・ラフマニノフ
5.ベンノ・モイセイヴィチ
6.ウラジーミル・ホロヴィッツ
7.ジョルジュ・シフラ
8.マイラ・ヘス
9.アルトゥール・ルービンシュタイン
10.フランシス・プランテ
11.アルフレッド・コルトー
12.バックハウス
13.エトヴィン・フィッシャー
14.エミール・ギレリス
15.スヴャトスラフ・リヒテル
16.アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
17.グレン・グールド
18.クラウディオ・アラウ
19.アニー・フィッシャー


 例えば、DVDに出てきた大ピアニストの手の形をCOPYしたいと思ったら?

 鍵盤の端の方に、スタンド付きの鏡を置いて、鏡をのぞき込みながら、手元を見なくても弾ける曲を弾いて、自分の指の形を鏡を通して見てみましょう。
 あるいは、三脚でビデオカメラを固定して、手元を撮影してみるのもいいかもしれません。

 さて、頭の中で、DVDのピアニストの手の形を思い出しながら、実際の自分の手の形を見比べてみると?

 足りないと感じたところに、今後の課題が見えてきます。


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