ピアノが下手でも幸せ 上手な人ほど幸せで、下手な人ほど不幸なんだ!
多くの人がそう考えています。習っている先生や、周りの上級者に聞いても、同じ答えが返ってくるかもしれません。でも、本当は違うんです。
上手なのに不幸な音大生、下手なのに幸せな入門者もいるんです。
このサイトのタイトルとは少々ズレてしまいますが、趣味でピアノを弾く方は、この考え方を知ると楽になれると思います。
「いくら練習しても、上手になれない」と深く悩んでいる方がいます。
別に、プロを目指しているわけではない。ただ、練習中の曲が、たまたま難しすぎるのか、現実的でない理想ばかり求めているのか、自分のピアノに不満で不満で仕方がない……。
深く悩んでいる方に、ちょっと質問します。
あなたは今、練習を楽しんでいますか? もしかしたら、練習がツラくなっていませんか?
もし、ツライのだとしたら、なぜ、そうなってしまったのですか? 昔は違ったでしょう? もっと楽しかったでしょう? ……ということは、どこかで道を間違えてしまったのですよ。
向上心を持つのは良いことです。しかし、上手くならなければ! と過度に焦りすぎると、精神的に追い詰められてしまいます。
もちろん、上手なほうがいいのは決まっていますが、価値基準の物差しを「上手下手」だけにせず、もう一つ、「楽しさ」も加えてみてください。
「下手だけど、ピアノの前にいるのがとても楽しい」
物差しが「上手下手」だけの人は、下手なことが常に不満です。
しかし、「楽しさ」という物差しもある人にとっては、同じ状況でも、価値基準の違いでピアノから幸せを受け取れます。
さらに、「ボケ防止」という物差しまで持っている人は、もっと幸せですよ。
「ピアノを練習しても、全然上手くならないし、別に楽しくもないけど、106歳の今でも、ボケてないからそれで満足!」
上級者は、こう言うかもしれません。「下手なピアノでは満足できないでしょう? やはり、人前で完璧に弾けてこそでしょう?」と。
しかし、普通の人が趣味で歌うカラオケは、きちんとした発声もできていない下手な状態で、人前で歌っているのです。そしてそれを楽しいと感じている。
それはなぜですか? というと、上手下手より、もっと大事な「幸せ」を受け取っているからなのです。
音楽の楽しさって何ですか?
それは、「名曲に参加する」ということなのです。
歌でも楽器でも、自分が音を出すと、その名曲に自分も参加できるのです。そして、たとえ下手でも、自分が演奏者として参加すると、今まで好きだった曲が、もっともっと好きになる。
音楽って、そういう楽しさがあるのです。
ですから、世間一般の価値基準に左右されることなく、自分がピアノから楽しさを受け取っていれば、それでいいのです。
趣味でピアノを弾く方は、「他人と競争する」のではなく、「自分自身が楽しむ」ということを感じ取ってみてください。人それぞれ、いろいろな幸せの受け取り方があっていいのです。
しかしそれでも、上達に意識が向きすぎると、いつかその考え方を忘れるときが来ます。もし「最近ピアノがつまらなくなってきたなぁ」と感じてきたら、もう一度自分に問いかけてみてください。
「音楽の楽しさって何ですか?」
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