
初見のときの「意識の持ち方
音符を見たときに、ドレミ……と言葉に
変換するのではなく、鍵盤をイメージ。
これができるようになると、手元を
見なくても、指が自然に正しい
位置に動きます。
初見のときの「意識の持ち方」
音符を見たときに、ドレミ……と言葉に変換するのではなく、鍵盤をイメージするようにする。
これは音符と鍵盤を一致させるのページで、そのトレーニング法を解説しておりますが、ピアノ演奏のときに、この意識で向かうようになると、あまり手元を見なくても、鍵盤の距離感がつかめるようになってきます。
では、実際に楽譜を見るときは、どのような意識で音符を読み取るか?
そのコツをお知らせします。
例えば、このような楽譜だったら?

まずは、視線の実験です。
一つ一つの音符を凝視せず、スッと表面をなぞるように、左から右へ視線を流してみてください。
きれいな形に、右上に線がのびていますね?
ところで今、パッと見たときに、これは「一つずつ、順番に上がっている」と気づいたでしょうか?
気づかなかった方は、もう一度音符をゆっくり眺めてみてください。

今度は、気づきましたよね?
ところで今、あなたはこの音符をドレミ……と言葉に直しながら、ひとつひとつ読みましたか? きっと、ドレミは全然意識せず、図形のイメージとして視線で軽くなぞったと思います。
でも、そんないい加減な見方でも、ちゃんと「一つずつ、順番に上がっている」と気づけたのです。
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人は、視線を軽く流しただけで、 直前の音に対して、いくつ離れているか? をつかむことができます。 |
ですから、鍵盤 ![]()
のイメージを持ちながら音符を読むようになると、ピアノの演奏は、とても簡単になるのです。
例えば、先ほどの楽譜なら、

軽く視線を流しただけで、一番最初の「ド」から順に「1つ」ずつ上がっていくのが分かります。
ですからこの場合、一つ一つの音符をわざわざ「ドレミ……」と考え直さなくても、
から鍵盤一つずつ、指を順番にずらしながら弾いていけば、正しい音が鳴ってしまいます。
その音符が順番に並んでいるなら、鍵盤も順番に弾けばよいのです。
わざわざ「ドレミ……」などの言葉は考えなくてもよいのです。
では、
こういう音符の場合はどうでしょう?
その場合も、基本は同じです。
個別に、「ここがドで、ここがミで……」と考えるのではなく、音符から直接、
と、鍵盤のイメージを出してしまいます。
は音符2つ分、離れています。
ですから、両方の音符を計算しなくてもいいのです。どちらか片方の音符さえ分かれば、後の一つは、ちょっと指の感覚を広げて、そこから「2つ離れているところ」を叩けばいいのですから……。
音符がさらに増えても同じです。
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このような音符の場合でも、 いくつずつ離れているのか? それだけ判別できれば、後は簡単です。 |
順に見ていきましょう。
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○で囲んだ3つの音符は、 1つずつ離れています。 ですから、指の広げ方を調節すれば、 |
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一番上の音符は、直前の音符から2つ離れています。 ですから、ちょっとだけ指を広げて、鍵盤二つ分の感覚に 小指をセット。 そのまま鍵盤を叩いて音を出すと? 正しい音が鳴ります。 |
その音が「ドレミ……」の何の音なのか? と、わざわざ考えなくても、見えた音符から、そのまま「指の広げ方」だけ意識すれば、それで正しい音が鳴ってしまいます。
音符を見るときに、
のイメージも持つようにすると、正しいキーの位置がすぐに分かります。
しかも、頭の中の鍵盤のイメージが原寸大でイメージできれば、指の広げ方、つまり鍵盤同士の距離感も、手元を見なくてもほぼ正確に分かりますから、鍵盤に目を落とす頻度は少なくて済みます。
鍵盤を見なくても、ピアノが弾ける。
これは、初見にとって、かなり有利に働きます。
次のページでは、「メヌエット」の楽譜を例に、曲の中での応用の仕方をお知らせします。
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初見の意識 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
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