TOPへ戻る

ピアノが上手になる・超簡単ヒント集
うまくいかない人のための、逆転の発想

看板

 頭の中で、演奏のシミュレーション

 初見大王の練習です。
 今までの練習の応用編です。
 ただ、これは難しいです。



 頭の中で、演奏のシミュレーションの解説

 初見大王編です。今までの訓練で、ある程度の部分まではカバーできるようになるでしょうが、リストのような達人の域に達するには、今までの訓練だけでは、まだ足りません。

 初見大王を目指すための最後の訓練、それが「頭の中で、演奏のシミュレーション」です。

 ただ、これは非常に習得難度が高いので、読んでみて、「私にはちょっと無理だなぁ」と思ったら、参考程度に見てください。
 そしていつか、「今の私なら、出来るかもしれない!」と自信がついたときに挑戦してみてください。


 将棋のプロ棋士は、目の前に将棋板がなくても、頭の中だけで対戦することが可能です。
 7六歩…3四歩 …6六歩 …8四歩 …6八飛 …6二銀……。
 ブツブツとお互い自分の手を言い合って、頭の中のイメージだけで、将棋の駒をどんどん動かしていきます。

 普通の人から見ると、考えられないような特殊な能力ですが、当人達から見れば、特に難しいことではないそうです。

 同じように、ピアノも、楽譜を眺めながら、頭の中で、演奏のイメージを持ってみます。音符を一つ一つ単独で読むのではなく、音符のグループとして広い範囲を読み取り、演奏の流れとしてのイメージを持つのです。

 ◆練習方法

 まず、♪を見たときに、頭の中で鍵盤のイメージを持ちます。
 それだけなら、今までの訓練を積んだ人なら、できるようになっているでしょうが、それをさらに進め、自分の何指でその音を押すか? 前後の音の流れから、指使いまで想像するのです。
 すると……

 前後の音の流れがこうだから、ええと、手の形はこんなふうになって……。
 ああん、分からなくなっちゃった!

 最初から、「難しい楽譜」で挑戦すると、それは大変ですよね。
 今まで経験のない、初めての練習ですから、もっと簡単な楽譜(入門用の楽譜)を手に取ってみてください。
 また、両手同時に想像するのも、難しいでしょう。
 まずは、片手ずつ、個別に想像してみてください。

 ◆難易度は落とす

 では、入門用の簡単な楽譜に切り替えて、片手ずつイメージしてみます。
 自分の目は、楽譜を見ながら、頭の中では、鍵盤を指で弾く映像を思い浮かべます。
 実際に、指は動かさないでください。超能力者が念写(念力で、脳内の景色を写真に写す)するがごとく、正しい指使いで、正確なキーを弾く情景を、ハッキリイメージします。

 もちろん、曲全体を通してイメージするのは大変ですから、最初は1〜2小節だけで結構です。

できない → ちょっとできた

 最初は全然出来ないかもしれません。しかし、そこで簡単に諦めず、もうちょっと努力します。すると、それから数分たつうちに、少しだけ頭の中で「動画」として、手のイメージが動くようになります。
 その動画はスロー再生なみの速さかもしれませんが、指がこんなふうに動いて、この鍵盤が指と一緒に沈んで、また次に……と、なんとか流れるようになります。

 そしたら、楽譜から目を離して一旦目を閉じて、今の流れを数回、頭の中でイメージを反復してください。
 これは、先ほどの「動画」のリピート再生です。
 先ほどのイメージは、薄いぼやけたイメージでしたが、そこにもっと意識を向け、そのイメージを頭の中で何度も繰り返しながら、より鮮明なイメージとして記憶します。

 イメージの流れを、なんとか覚えられましたか? では、鍵盤に目を落として、楽譜を見ながら実際に弾いてみましょう。
 頭の中のイメージと同じように、スラッといきましたか?
 もしうまくいかなかったら、途中の手順が未熟なまま、先へ進んでしまったのかもしれません。途中の手順を飛ばさなかった人は、おそらく、スラッと弾けたと思います。

どういう効果があるの?

 これは、楽譜を読んだときの頭の中の処理の仕方を、より演奏行為に近づけているのです。

 普通は、♪を見る→ドの言葉に変換→鍵盤でドを探す→見つけてドを押す

 という流れになります。これが、初心者時代の音符の読み方です。
 それを今までの訓練で、

 ♪を見る → 鍵盤のイメージに変換 → 見つけてドを押す

 まで短縮できました。
 しかし、初見大王の音符の読み方は、もっと具体的。
 頭の中に、演奏の答えが全てイメージされるのです。

 ♪を見る→ 指の形と押さえる鍵盤が、スラスラ頭の中にイメージされる。
         (同時に、楽譜から音も聞こえてしまう)

menuへ戻る

  ピアノHPのTOPへ

NU >> 大人の初心者
   楽譜の基礎
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

  

Google