
初見に直結するトレーニング法
どんな楽譜でも、初めて見たときから
完ぺきに弾ける・・。
それにはどんな訓練が必要ですか?
私でも、できるようになりますか?
「楽譜を見て、初めて見る曲でもスラスラ弾ける」
という技術はかなり難しく、「慣れ」だけでは、なかなかできるようにはなりません。
ちょっと振り返ってみてください。
あなたは、ひらがなとカタカナを覚えるまでに何年かかりましたか?
アルファベットの大文字、小文字を全部覚えるのに、何年かかりましたか?
どれも、何年もかかりませんね? せいぜい数ヶ月もあれば、読み書きができるようになっていたでしょう。
ところが楽譜は、子供の頃から何年もピアノを習っている人でさえ、抵抗なくスラスラ読める方は、あまり多くありません。
ここで言う「読める」というのは、
「ここがドだから、ええとレミ……ああ、ラね」と数えることではありません。
♪を見て、「これはラです」と答えることでもありません。
♪を見て、「頭の中に、ラの音が鳴る」ことを指します。
そこまで高いレベルを求められてしまうと、ピアノを10年以上習った人でさえ、できる人は少数です。
普通に練習していたのでは、いつまでたってもできない……ということは、できるようになるには、どうすればよいでしょうか?
なお、今から解説することは、私独自の工夫を加えたプログラムです。
| 内容 | 所要時間 |
| 1.CDを聴きながら、その楽譜を目で追う練習。 | 10分 |
| 2.楽譜を見ながら、頭の中で曲をイメージする練習。 | 10分 |
| 3.音符と鍵盤を一致させる練習 | 5〜10分 |
| 4.ドレミの歌をピアノで弾いて、絶対音感を確認する。 | 5分 |
| 5.「♯」や「♭」の多い調への対策 | 1〜3分 |
| 6.頭の中で、演奏のシミュレーション。 | 10〜20分 |
これが、私の推奨する、楽譜に対する1日の練習メニューです。
これらの訓練により、
A.音符の読み取り速度が上がり、超スローペースの演奏にならない。(1.3)
B.楽譜を見ただけで、頭の中で曲のイメージができる。(2.4.6)
C.ミスタッチが少ない。(3.5.6)
D.「♯」や「♭」の多い調も苦手に感じない。(5)
E.初見演奏なのに、最初から曲の表現までできる。(2.6)
といったことを、強化します。
しかし、フルメニューに取り組むと、これだけで1時間近くかかってしまうので、忙しい方は、
月 1.2の練習 (20分) 火 3.4.5の練習 (15分) 水 フルメニュー (60分) 木 1.2の練習 (20分) 金 3.4.5の練習 (15分) 土 フルメニュー (60分) |
このように、ローテーションのメニューを組むと、練習も楽になると思います。
次のページより、項目ごとの解説に移ります。
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楽譜の基礎 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
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