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ピアノが上手になる・超簡単ヒント集
うまくいかない人のための、逆転の発想

  忙しい人の スイスイ上達法
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上達するには、もっともっと、練習量を増やさなければならない!
 
 多くの人がそう考えています。習っている先生や、周りの上級者に聞いても、同じ答えが返ってくるかもしれません。

 でも、本当は違うんです。練習量を減らしたほうが上達することもあるんです。
 信じられないでしょう? でも本当なんですよ。


 例えば、1日2時間練習している人が、今以上に上達するために、1日3時間~5時間に練習時間を増やしたとします。

 しかし、実際にやってみると、時間を増やしたわりには、それほど伸びないものなんです。時間を倍に増やしても、残念ながら、効果のほうは倍にはならない。

 なぜかというと、集中力が落ちるからなのですね。

 勉強でも心当たりがあると思いますが、長時間ダラダラ続けるのと、高い集中力でズバッと進めるのでは、後者の方が明らかに効果が高いものです。

 ですから、プロを目指してスパルタ特訓! という、特別な事情のある方はともかく、一般の方は、高い集中力が続くのは、せいぜい1時間~2時間までが限度ですから、それ以上の練習は、時間をダラダラ浪費するだけで、時間のわりには伸びないものなんです。

 実際、ピアノの詩人ショパンも、弟子たちに対して、「1日の練習は、3時間以上はやってはいけません」と言っていますし、偉大なピアニストのホフマンも、「練習は、続けて1時間以上やってはいけません。30分ごとに、5分程度の休憩をいれるように」と言っています。

 では、「練習時間は減らすほうが伸びる」とは、
 どういうことですか?
 単に集中力だけの問題ですか?

 もちろん、それだけではありません。
 もう一つ、大事な要素があるのです。
 それは何ですか? というと、練習効率なのです。

 集中力と、練習効率。この二つはセットに考えてくださいね。


 「時間の使い方を上手にする」

 これは、説明としては地味なので、「そんな精神論より、今すぐ使える練習ネタが欲しい」と思う方も多いかもしれません。
 しかし、このことを知っておくだけで、上達のカーブは急上昇するんです。

 例えば、今まで1ヶ月かけないとできなかったような課題を、
 「今度は10日でできるようにしてください」と言われたとします。

 30日を10日で……ということは、普通に考えれば、練習量は今までの3倍必要になります。

 しかし、時間が増えると集中力が落ちてしまう……。

 普通の人は、時間が増えれば増えるほど、ダラダラ練習するようになってしまいますから、結局のところ、時間を3倍に増やしても、期待したほどは効果が上がらないものです。

 それに、時間を3倍も……なんて、普通の人には到底無理ですよね?

 では、
 「練習時間はあまり取れないけど、ピアノは上手になりたい」
 という私は、スイスイ上達は、もう諦めるしかないのですか?

 ひとつだけ、可能性があります。それは、練習効率です。

 上達度 は 『練習量×練習効率』 によって決まるというのが私の持論です。

 練習効率が「3倍」になれば、1時間の練習が、3時間分の練習に匹敵します。
 ということは、今までと同じ練習量でも、3倍のスピードで上達できるわけです。

 計算してみるとわかりますが、シンプルな法則ですよね?
 ですから、先の例(30日かかるのを10日でできるように)では、練習効率を3倍にアップできればいいのです。

 では、どうすれば、練習効率を上げられるのか、気になりますよね?
 効率3倍というと、なにか特別な努力が必要と感じるでしょう?

 しかし実際は、とっても簡単なんです。

 参考までに、ちょっとお聞きします。今まで、どんな練習をしてきましたか?

 「えっ? ただ楽譜を見て普通に……」

 それなら、3倍どころか、5倍、10倍だって可能かもしれません。
 ええっ? と思うでしょう?

 本当に、そんなことが可能かどうか?

 普通に考えれば、「そんなのありえない」だと思います。
 でも、もしあるとしたら、知りたいと思いませんか?

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