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ピアノが上手になる・超簡単ヒント集
うまくいかない人のための、逆転の発想

看板

音符の速読

 音符を覚えたのに、楽譜を見ながら演奏
 しようとすると、全然ダメなんです。
 楽譜を読み取るのに時間がかかって、
 そのうえミスも多くて、使えません。
 私の楽譜の読み方、
 何か間違ってますか?


 楽譜を読むときは、音符を見て「階名を考える」ではなく、音符を見て「弾ける」にならなければなりません。

 ですから、音符を覚えるときも、「知識として音符を覚える」ではなく、「演奏用に音符を覚える」という意識が大切です。

 心当たりありませんか? 「この小節から弾いてみてください」とピアノの先生に言われたとき、「最初から通して」なら弾けるのに、「曲の途中から」では全く弾けないという経験。

 これは、 = 「ミ」  のように、「音符を知識として覚えた」人によく見られる現象です。

 毎日楽譜を見ながら練習していたはずなのに、実際は音符を「見て」いるだけで、「読んで」はいなかった。
 最初に音をとったときは、確かに音符を「読んで」いたものの、その後は音符をほとんど「読まず」に、指の記憶を頼りに弾いている。

 だから、練習したパターンから一歩はずれただけで、途端に何もできなくなってしまう……。

 これを脱出するには、「演奏に直結する楽譜の読み方」が必要です。


 演奏に直結する楽譜の読み方とは?

 = 「ミ」

 多くの人は、このように習います。

 しかし、これから考える「音符の読み方」は、「勉強としての音符の読み方」ではなく、「演奏に直結する音符の読み方」です。

 目的が、「音楽の勉強」ではなく、「ピアノ演奏」になる場合は、音符と楽器の間に「ドレミファ……」の言葉を挟むと遠回りになってしまいます。

 ですから、読譜のスピードを上げるためには、左脳的な読み方、

 = 「ミ」
ではなく、
 = 

 と、右脳的な読み方で、「音符 = 鍵盤」の視覚的なイメージ付けをするのです。


確かに、その読み方のほうが、より実用的な感じがします。
でも、それって私には難しくないですか?
簡単に覚えられるものですか?


 安心してください。覚える数は、
 最初は「たった4つだけ」でいいのです。

 実際に
 = 
の「視覚的な」覚え方を
試してみましょう。


 前ページに出てきた「空美は〜」を覚えておりますか?

 まずは、5線の外枠、そこだけ確実に覚えてくださいね。
 下から順に読めば、「ソ・ラ・ミ・ファ」です。


... (↑の順に見る)

 「ソ・ラ・ミ・ファ」を日本語変換すると、「空美は〜」と読めますから、
 こう覚えるとラクでしょう。


 この、「空美は〜」を鍵盤に直すとこうなります。
(五線の端の = 鍵盤のです)


     (ソ・ラ)      (ミ・ファ)

 まずは、この五線の「空美は〜」と「鍵盤」が対応するよう、視覚的なイメージ付けをします。
 「この青線の位置に♪が来たら、この位置の鍵盤を押すんだ!」と、五線を見ながら、頭の中で鍵盤の図をイメージしてください。

 覚えるのは、これだけ。たった4つです。

 えっ、? そしたら、ほかの音符が出てきたとき、弾けませんよ!

 そう思いますよね? ところがほかの音符が出てきても、ちゃんと問題なく弾けるのです。
 それはなぜだと思いますか?

 = 「ミ」
と覚えていたときは、一つ一つの
音符の「読み方」を、


「言葉」として覚えていました。しかも、音符を数えて答えを出していますから、音符が上下に一つでもずれたら、「あれ? この音符は何だろう?」と、また一つ一つ、数え直し。例えば、

 これは何ですか?  ではこれは?  これは?


 と、矢継ぎ早に質問されたら、初心者の方は、「ええと……」ってなってしまいますよね?

ところが、
 = 
 と覚える場合は違うのです。


 これは何ですか?  ではこれは?  これは?


 と、矢継ぎ早に質問されても平気! 簡単に答えられます。
 どうしてだか、わかりますか?

 音符が1つ高くなれば、指も、1つ上を叩きます。
 音符が2つ高くなれば、指も、2つ上を叩きます。

 ですから、その音が「ドレミファ……」のどれなのか? 頭で全然わかっていなくても、直前の音の一つ上を叩くだけなので、指が答えを教えてくれるのです。

 = 
と覚えている人なら、


 = 「ミ」の1つ上の音を押す。

 = 「ミ」の2つ上の音を押す。

 これだけで、正しい音が鳴るのです。

 その音符が「ミ」の1つ上なら、鍵盤も、「ミ」の1つ上になるのです。
 ですから、5線の全部の音符を覚えなくても、「基準音」あるいは、「直前の音符」からいくつ上がるか?(下がるか?) が分かるだけで、正しい音は指が教えてくれるのです。



 最初は、「音符&鍵盤」の視覚的なイメージ付けは、「空美は〜」の4つだけ覚えられればOK。


     (ソ・ラ)      (ミ・ファ)


 ただ、「空美は〜」の4つだけだと、「五線の中央部」や、「加線で大きく枠からはみ出る音符」が弱点になります。
 ある程度この読み方に慣れてきたら、その弱点を埋めるため、最初の「空美は〜」を核に、さらにいくつか、覚える部分を増やしてみてください。

 新しく基準点を増やした後は、楽譜も鍵盤も、4つの音ごとに印がつきますから、
「えーと、ここがドだから……レミファ……」
 などとイチイチ考えなくても、「基準点の2つ上だから、この音!」のように、演奏に直結しやすい音符の読み方ができるようになります。

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