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ピアノが上手になる・超簡単ヒント集
うまくいかない人のための、逆転の発想

  電子ピアノの利点を活用する
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 電子ピアノには、生ピアノにはない利点も欠点もあります。
 欠点の部分に焦点を当ててしまうと、ピアノの代役としては役不足になってしまいますが、利点の部分に焦点を当てると、ピアノ単体には真似のできない「魔法のトレーニングマシーン」となるのです。


 私は、ピアノ上達の3要素は、
 「確実なフィードバック」・「理想の演奏の具体化」・「指の筋力アップ」
 だと考えています。

1. 確実なフィードバック
 (成功したことは蓄積し、できなかったところは修正する)

 1日の練習は、毎回ゼロからのスタートではありません。
 昨日練習したことを、今日も忘れずに覚えている。今日はそれに磨きをかけて……。その積み重ねが、実力向上となるのです。

 昨日成功したことは、確実に自分の実力として蓄える。
 昨日できなかった課題は、今日確実に直す。

 そのフィードバックを毎日重ねること。それを意識して練習するようになると、一歩一歩、確実に前進できるようになると思います。

2.理想の演奏の具体化
 (お手本を上手に取り入れ、美しい音のイメージを高めること)

 「ピアノ教育の王道」は、「楽譜を見て、自分で表現を考えて……」というアプローチです。しかし、一般のOL、サラリーマン、受験生のように、

「日々の忙しさの中で、限られた時間だけ、ピアノの練習」
 という場合は、そのアプローチでは、「ここはどう表現しよう?」 と一生懸命考えれば考えるほど、試行錯誤の時間が長くなり、指の練習は止まります。

 それに対して、プロの演奏をお手本に「模写」の練習をすれば、表現に悩むことがなくなるばかりか、自分では逆立ちしても出てこない、「完成された音」のイメージをアッサリ手に入れられます。

 絵に例えると、分かりやすいですね。
「東京タワー」を頭の中でイメージしながら描くのと、東京タワーの写真を見ながら模写するのは、模写のほうが上手に描けますよね?
 もっと言えば、写真をトレース(写真の下から光を当て、そこに紙を載せて転写)すれば、絵が下手な人でさえ、見事にバランスの整った絵が描けます。

 ですから、「自分の実力を超えた絵」というのを、ピアノでもやってみてください。

3.指の筋力アップ
 (技術、表現のベースとなる基礎筋力を高めること)

 ピアノはスポーツか? と一部で議論されたことがあるくらい、ピアノ演奏には他の楽器とは比較にならないほど、高い運動能力が求められます。
 素早い指の動きだけでなく、長時間の演奏に対しても、基礎筋力の高さは要求されます。

 それを計算に入れずに大曲に挑戦しても、まず間違いなく途中で挫折します。
 ですから、一番最初に基礎筋力を高める準備も大切です。
 “基礎力”ではありません。“基礎筋力”です。

 まず最初に、指の基礎筋力をつけること。次に基礎力を高めること。
 この順番が逆になると、

「私、ピアノを習って○年になるけど、いまだに指が速く動かないんだよね〜。毎日基礎をやってるのに、なんでだろうね〜」

 となってしまいます。

※次ページから、「電子ピアノ」を「魔法のトレーニングマシーン」に
  変える方法を紹介します。


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