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課題克服のヒント2

◆何度練習してもダメなときのチェック点
音に焦りが感じられる場合、音だけでなく、自分も焦っている場合があります。では、この焦りとはなんでしょう? 焦りとは、言葉を変えれば、演奏に余裕がないということなのです。
演奏に余裕がないと、細部への神経が行き届かなくなり、非常に窮屈な演奏に聞こえてしまいます。
これを克服するには、心をゆったりリラックスさせ、柔らかい音で音楽に身を任せます。 自分の音に心地よく酔えるように……。これを普段の練習時から意識してみてください。
一生懸命練習しているのに、伸び率の限界を感じてきたときは、どうすればいいのですか? これは簡単です。強弱カラー楽譜を作成し、プロの色の変化をよく見てください。注意力を持って楽譜を隅々まで見ていけば、今の自分の限界も、簡単に超えられるはずです。
あと、「思いきって数日ほどピアノから離れてみる」という方法もあります。 これは、上級者だけに効果があるやり方ですが、普段練習ばかりしていると、筋肉が慢性疲労に陥っている場合があります。
ですので、全くピアノに触らない時間を48〜72時間ほど取ると、筋肉の疲労が回復し、自分でも驚くほどスラスラ弾けるようになることがあります。 ただし、これは慢性疲労が起こるほど、毎日練習をしている人の場合であって、そうでない人の場合は、単なるサボリになってしまいます。(笑)
弾けないところがたまたま弾けたとき、それで 「やっとできた。もう安心」 と安心してしまってはいけません。
心当たりありませんか? ようやくできるようになった! と安心して、そこで練習をやめたら、翌日チェックしたときに、また元に戻っていて愕然としたこと……。
「たまたま弾けた」は、まだ実力ではないのです。 それは、何かの間違いで、たまたまうまく弾けただけ。 それを、「偶然」から「実力」に確実に引き上げるには、うまくいかない部分が弾けるようになった瞬間の、心構えを変えてください。
うまくいかない部分が弾けるようになったら、そこで「やっとできた。もう安心」と辞めてしまわず、そのまま5回連続して成功するまでは、絶対に気を抜かないでください。
「偶然」だったら、5回連続のテストの途中で、必ず失敗します。しかし、「実力」なら、5回でも10回でも成功が続きます。
たとえ「偶然」でも、今までできなかったものができるようになったのは大きな進歩です。しかし、脳の中で、今までのクセ(間違った弾き方)が新しいクセ(正しい弾き方)に書き換えられるまでは、安心できないのです。
「たまたま弾けた」は、まだ実力ではない。
これさえ覚えておけば、 「まだこの練習を辞めてはいけない。後、数分だけ、今の練習を続けたほうがいい」 というタイミングが分かるようになり、これからの練習効率が高まります。
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