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忘れる前に復習すること (チェック編)

昨日、あんなに一生懸命覚えたはずなのに、一日たったら見事にカラッポ。
「ああ、私ってなんて頭が悪いんだろう……」 と自分の記憶力の悪さを嘆いたことはありませんか? 実は記憶には、あるメカニズムがあるのです。
人の記憶には、大きく分けて次の3つのレベルがあります。
1.瞬時記憶……数秒で消えてしまうもの
2.短期記憶……覚えようと意識されたもの
3.長期記憶……何年経っても忘れないもの |
記憶力とは、「長期記憶の呼び出し」の事を指しますから、記憶力がいいとは、言い換えれば、「長期記憶へインプットさせるのが上手」と言えるかもしれません。
短期記憶と長期記憶への振り分け命令役は、脳の側頭葉の内側にある「海馬」が担当しています。
一時的に記憶されたものを、命令役の海馬に「いらないモノ」と判断されると、記憶の抹消 (=忘れる) となり、「重要なモノ」と判断されれば、記憶の保管 (長期記憶へ昇格) となります。
ではいかにして、長期記憶へ送ってもらうか?
記憶力アップは、そこがポイントになります。
忘れる前に復習すること
エビングハウスの忘却曲線をご存知でしょうか?
ドイツの心理学者、Ebbinghausが、1885年、多数の被験者に対し、無意味な綴りの文字情報を覚えてもらい、一定時間後にどの程度記憶が残っているか? を調べた実験で、この実験結果をグラフにまとめたものです。
| 時間の経過 |
20分後 |
1時間後 |
9時間後 |
1日後 |
6日後 |
1ヶ月後 |
| 記憶保持の割合 |
58% |
44% |
36% |
26% |
24% |
21% |
| 忘れた割合 |
42% |
56% |
64% |
74% |
76% |
79% |
これを見ると、記憶を維持するには「復習」が大切なのがわかります。また、その「復習」も、何度か繰り返しが必要です。
ここでのポイントは、「覚えている間に繰り返す」こと。 一度リセットされた記憶をもう一度覚えなおすのは、単に短期記憶の再入力となりますが、覚えているうちに繰り返すと、長期記憶に向けたプッシュとなります。
つまり、記憶にとどまっている間に、何度も記憶の確認をすることで、脳の海馬に対し、「これは重要なことだから、長期記憶へ回してね」とアピールすることになるのです。
長期記憶への振り分け命令役である海馬が、「これは重要だから長期記憶」と判断してくれれば、その記憶情報は大切に扱われ、なかなか忘れなくなります。
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